Jan Manichのサッカー観戦記

「This Game」この試合に全集中

スピーディーな連動した攻撃

PSV 2ー2 レアル・ソシエダ(EL1)

ロジャー・シュミット。彼が創り出すフットボールをまた見たくなった。

当時はレバークーゼンを率いていた。CLでのローマ戦は今でも忘れられない。4−4という壮絶なスコア。激しいハイプレス。

中国スーパーリーグを経て欧州の舞台に帰ってきた彼がどんな進化をしているのか。ヨーロッパリーグのグループステージを振り返っていきたい。

 

立ち上がり15分、ハイプレス以上に驚かされたのが縦パスが入った瞬間の3人目の連動の速さだった。ボールの移動中に次の選手が即座に反応。非常にスピーディーなフットボール。かつての天才ゲッツェも完全にチームに馴染んでいた。

しかし、徐々に相手にボールキープされるようになり、スムーズにポジションを変える相手に対応できず、広がった選手同士の間をつかれ試合を支配された。そして、クロスボールへの対応は人を意識するあまり、大事なポジションを空け、失点を重ねた。

後半立ち上がりから前半以上に圧力を強め、試合の主導権を取り戻した。そして、天才ゲッツェの閃きからゴールが生まれた。その後も、圧力をかけ続け、試合を優位に進めたが、初戦はドロー決着に終わった。