Jan Manichのサッカー観戦記

「This Game」この試合に全集中

トナーリ凄まじい推進力と強度

ミランラツィオ(3)

開幕2連勝同士の好カードだったが、成熟度で勝ったミランが圧勝。

ベクトルが常にゴールに向いており、縦へ速く、バイタリティ溢れるプレーでラツィオを圧倒した。特にトナーリは圧巻のプレーを見せた。自陣ではシンプルにプレーしつつ、ボールが前に行けば、展開に遅れることなく、常に前線をフォローした。味方が失ったボールに対してはすぐさまアプローチをかけ、ボールを奪う。そして、セカンドボールは拾い続け、奪ったボールはドリブルで運び、パスを出し、90分間走り続けた。がむしゃらに熱く冷静に存在価値を示しているトナーリ。今後のプレーも大いに楽しませてもらいたい。

一方のラツィオミランのマンツーマンディフェンスを破れず、ミドルゾーンでボールを引っ掛けられ、カウンターを喰らい続けてしまった。今後どのように相手のマークをいなし、全員でボールをつなぎゴールまで届けるサッリボールを展開していくのか、期待したい。