Jan Manichのサッカー観戦記

「This Game」この試合に全集中

インテルの堅いゴール前の守備

サッスオーロインテル(7)

序盤からサッスオーロのハイプレスに苦戦し、ボールロストを重ね、失点してしまったインテル。この展開はヴェローナ戦に似ていた。予想通り、後半に4枚替えをしてから勢いはインテルへ。見事逆転勝利を飾った。

この日感心したのはインテルのゴール前の守備。何度もショートカウンターを受け、ぺナルティエリア内に入られたが、ゴール前の危険な場所にはインテルのディフェンス陣が先に立っていた。身体能力の高さに頼るのではなく、どんな時も守備の約束事が徹底されている。どこに立つべきか、理解している。それが今のインテルの強さだと感じた。

逆にサッスオーロの失点シーンを振り返ると、ディフェンスが相手より先に危険なエリアを埋めることができず、背後を取られてしまっていた。システムの違いはあれど、それだけではない、守備の約束事がしっかりあるか、そして、いついかなる時もそれを実行できているかが、勝負を分けたと思う。