イタリア代表のプレスはまらず

イタリアースペイン（NL準決勝）

イタリアは開始からハイプレスを仕掛けるも、ことごとく間を抜かれ、ハーフスペースも自由に使われた。全てが後手後手に回り、センターバックもサイドに釣り出され、失点を喫した。

しかし、退場者を出してからのイタリアは素晴らしかった。5-3-1の布陣で粘り強く守り、交代カードの切り方も秀逸。後半は失点なしで、カウンターから得点も奪った。

今後の課題して残るのは、やはりセンターフォワードをどうするのかということ。インモービレがいない時、誰を使うのか。そして、センターバックがもう１枚必要だ。バストーニは能力は高いが、４バックでは不安がある。クラブでは３バックでハイパフォーマンスをみせている。この試合も後半３バックにしてからは安定したプレーを見せた。

ワールドカップ予選もこれまでは順調に来ているが、首位を争うのはスイス、非常に手強い。簡単試合はなく、厳しい戦いが続くことが予想される。新しい選手をどう組み込み、どのようにチームとして機能させるか。今後のイタリア代表に注目したい。