インテルーユヴェントス(9)
イメージしていたカルチョがそこにはあった。今シーズンからセリエAを毎節数試合見てきているが、ユーロでの代表チームの躍動も含め最近のイタリアサッカーは興味深いと感じていた。格上相手にハイプレスを仕掛けるチームもあるし、ボールを大事にするチームもある。そして、自分たちのサッカーを貫くチームもある。
しかし、この日のイタリアダービーはこれまで思い描いていたカルチョだった。両チームとも相手の良さを消し、非常に手堅くゴール前を固め、チャンスすら作らせない負けないサッカーを展開していた。重心を後ろに重くし、守れと言われたら守れてしまう凄みを見た。
これからセリエAは第2フェーズに入っていく。どのチームがトップに抜け出してくるか、今後のセリエAにも注目したい。