Jan Manichのサッカー観戦記

「This Game」この試合に全集中

ワイナルドゥムの生きる道

ライプツィヒ 2 ー  2 PSG(CL4)

グループステージ前半戦を2勝1分で勝ち点7を積み上げ、グループ首位で折り返したPSG。グループステージ第4戦。前節の再戦となるライプツィヒとの試合を振り返っていきたい。

 

この試合メッシ、ヴェラッティが怪我のため欠場。試合に絶大な影響を与えていた2選手を欠くことになったが、ディマリアが出場停止から復帰した。

立ち上がり自陣でボールを失い、ショートカウンターを浴び失点。初めて先制を許す展開となった。その後もヴェラッティのいない影響が大きく、ビルドアップでたびたびボールを失い、ショートカウンターを浴び続けた。

相手のプレスをかいくぐってボールをどのように強力3トップに渡すのか、論理的な解決方法は持ち合わせていなかったが、いつかはボールは天才に渡るもの。そしてそこで少しでも彼らに余裕を与えてしまうと魔法がかかりゴールが生まれる。

そして、その天才たちを圧倒的なフリーランニングで援護する選手が現れた。その名はワイナルドゥム。前線のスペースを見逃さず走り出し、ボールをゴールに押し込んだ。その後も前へのフルスプリントを繰り返し、チャンスを演出した。その結果、奪ったコーナーキックから逆転弾をヘディングで流し込んだ。

彼はこれまで、PSGに馴染めず、自分の居場所を模索していたが、今日の試合で2得点を奪い、完全に生きる道を見つけたと言ってよいだろう。

PSGは試合終盤で逃げ切りに失敗し、ドローフィニッシュに終わったものの、ワイナルドゥムの活躍で1つオプションが加わった。

次節はマンチェスターシティとの首位攻防戦。どんな試合になるのか非常に楽しみだ。

 

スタメン

ネイマ、エンバペ(イカル)、ディマ(ドラク

ゲイェ、ダニーロ、ワイナ(エレーラ)

メンデス、キンペ、マルキ、ハキミ

ドンナルンマ