Jan Manichのサッカー観戦記

「This Game」この試合に全集中

力尽きたゲイェとエレーラ

マンチェスターシティ2 ー 1PSG(CL5)

順当に勝ち星を積み重ねてきた両チーム。首位攻防のビッグマッチ。PSGの天才たちがどのような輝きを見せたのか。

グループステージ第5節を振り返っていきたい。

 

MNNが揃い組だが、またしてもヴェラッティが欠場。ビルドアップが難しくなるかと思われたが、立ち上がり15分間パレデスが素晴らしいゲームメイク能力を発揮する。ズバッと何度も斜めのパス、縦パスで前線のトリオにボールを供給した。

しかし、相手が前線からのプレスの圧力を強め、次第に防戦一方に。しかし、マルキーニョスを中心とした守備陣が要所を抑え、シュートをことごとくブロックし、耐え続けた。それでもメッシにボールが入れば状況は一変した。相手を押し返し、ボールポゼッションできる時間帯もあった。どちらのチームも持ち味を存分に出した前半はPSGとしてはグループステージ初めてのスコアレス。

後半に入ると相手の一瞬のすきをつき、MNNトリオで一気に先制ゴールを奪った。

しかし、前半から相手にサイドを広く使われ、そこから深い位置を取られ、ボールを戻され、逆サイドへのクロスされ、相手の理詰め攻撃にミッドフィルダーを含めた7人の守備陣が走らされ続けた。ゲイェとエレーラが同時に太もも裏を痛めるのは必然だったかもしれない。リアクションの守備で、スプリントも多く、なおかつ、3トップをフォローするため、前線にも顔を出す。60分で体が限界に達するのは当然だった。交代でダニーロ、ディマリアを投入したが、この2人では相手の攻撃を食い止めるのは難しかった。その後2ゴールを奪われ逆転負け。

PSGにとって悔しい敗戦となった。強敵を相手にするには、あと2人のワールドクラスの選手が必要だった。ヴェラッティとワイナルドゥム。全員が揃わなければ優勝は難しいだろう。

 

スタメン

ネイマール、エンバペ、メッシ

ゲイェ(ディマ)、パレデス、エレーラ(ダニーロ

メンデス(ケーラー)、キンペ、マルキ、ハキミ