中国代表の組織的な守備

中国ーオーストラリア（ＡＦＣアジア予選）

ここまで勝点が伸びていない中国だが、この日、前節と同様に４４２の布陣でボールを基準にした組織的な守備でしっかりとオーガナイズされていた。失点のリスクを減らし、クオリティの高い選手たちによるカウンターで勝機を見出した。前半１失点はしたものの、リー・ティエ監督からするとプラン通りに試合を運べたはずだ。追う展開になった後半はウー・シーを起点にボールをつなぎ、よりアグレッシブに相手ゴールに迫った。ＰＫでゴールを奪い、同点にした勢いで果敢に攻め続けた。

結果は引き分けだが、中国代表の選手たちはオーストラリア相手に良いゲームを披露し、勝点３よりも後々大きなものになる「自信」を手に入れたはずだ。次は日本代表戦。どのような試合になるのか非常に楽しみだ。