Jan Manichのサッカー観戦記

「This Game」この試合に全集中

ビセンテ・モレノの戦略

バルセロナエスパニョール(14)

戦術的に振る舞いチームとしてしっかりと機能していたエスパニョール。基本システムは4141だが自陣でブロックを固める時はアンカーが最終ラインに入り541を形成する。攻撃的な選手を残しつつ、前半はしっかり守ろうという意図が見えた。後半は開始早々にPKを取られ失点してしまうが、キックオフ時からより攻撃的にいくんだという姿勢は見えていた。失点したこともあり攻撃的な選手を多く投入し、試合終盤は何度も決定機を作ったが、得点までは至らず敗戦。

しかし、意図のある布陣、戦術でストーリー性があり非常に楽しむことができた90分間だった。チームとしてまとまりがあり、ここまで良い順位につけていることがよくわかる試合内容だった。

そして、ウー・レイだが、10分少々と短い時間の出場であったが、チャンスにしっかりと絡んでいた。代表戦で良いプレーを続けていたので、ぜひ先発で見たい選手だ。